世界の釣りと旅

鮎と友釣り

日本を代表する川魚、鮎

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  魯山人(ろさんじん)という人がおられました。陶芸、絵画、書、印刻、そし て料理の各分野に天才的な力量を発揮した人物 です 。芸術家であると 同時に、大変な美食家でありました。
 
  その魯山人先生は、丹波や和知川の若を好んでいたそうです。味は  もちろん、姿のよさや香気のすばらしさを讃えています。東京辺では、酒 匂川(さかさがわ)のものがよいとし、多摩、厚木のは口に合わないと言 っていたそうです。
 
  日本中のおいしい物を食べ尽くしたような人だからこそ、川によっての鮎 の違いもよく語ることができたのでしょうね。恥ずか しながら、庶民の私 では天然物と養殖物の区別もつきませんから(^▽^;)。
  
  もっとも天然物の鮎はスイカ(うり)の香りがすることぐらい知っていますよ 鮎のことを別名「香魚」というわけです。文学的 な魚ですね。食べてみれ ば味も全く違うとか。食べたことがないだけです。ハイ・・・。
 
  もっとも今時天然物の鮎など、食べたくても簡単に食べられる代物では  ありません。市場にでてくるのはほとんど養殖物ですか ら。かりにスーパ ーで天然物の鮎が手に入ったとしても、釣られてから時間が経っているの で香気も味もすっかり落ちているはずです。本当においしい鮎を食べよう と思ったら、鮎釣りの釣り師になって天然物を釣り上げ、河原で焼いて食  べるしかないということでしょう。
 
  そこまで凝る人もあまりいないと思いますが・・・。






 しかし、本当の意味での天然の鮎は今どれくらいいるのでしょうか。川は汚れているし、河口堰やダムで流れがせき止められているし。海から川をのぼってくる鮎にはそれはもう大変な時代なのです。鮎の世界にも環境破壊が迫っているのですね。
 
 環境破壊が進んでいるとはいえ、まだまだ日本の川には澄んだ水が流れています。毎年初夏のころには長い釣竿をもった釣り人たちが川の中に入って鮎釣りを楽しむ姿が見られます。
 
 ダムや河口堰、コンクリートで覆われた川岸など、魚が生き延びにくい昨今ですが、鮎たちはどうやって生きているのでしょうか。河口堰には魚がのぼるための魚道が設けてありますが、やはりこれらができるとのぼってくる鮎の数は減ります。
 
  でも、毎年初夏の頃になると日本中の川で鮎を釣る釣り人たちの姿がみられます。鮎は今でもたくさんいるようですが、あの鮎たちはみな海から川を上ってきたのでしょうか。
 
 いえいえ、そうではありません。多くの河川で鮎の放流が行われているのです。放流される鮎は、琵琶湖でとれた鮎です。今時の鮎の故郷は琵琶湖なのですね。

 鮎(アユ) キュウリウオ目、アユ科、アユ属。別名として、香魚、年魚、アイ、シロイオなどと呼ばれています。
特徴としては、成魚が川を下り、海に近い川下で産卵します。生まれた稚魚は、河口域や沿岸付近で成長し、再び川  を昇って戻ってきます。琵琶湖のアユは海に下らず、広い琵琶湖を産卵の場所としています。日本中の河川と東アジア  に生息します。
 
  鮎の釣り方。
 最もポピュラーでよくおこなわれている釣り方は、「友釣り」です。成長した鮎は、川底の石についた水苔しか食べなく なります。餌にも毛鉤にも食いついてこないということです。そこで考え出されたのが「友釣り」という釣り方です。
 
  鮎は川の中で縄張りをもって生活しています。縄張りに入ってくる魚には猛然と挑みかかって追い出してしまうのです。「友釣り」はその性質を利用して釣る方法です。
 
 まず、オトリとなる鮎を手にいれます。オトリ用に生きた鮎が売られているわけです。そのオトリの鮎をハリに引っかけ川の中を泳がせます。オトリの鮎が縄張りに入ってきたのに気づいた鮎は、追い出そうと体当たりをしてきます。その時絶  妙のタイミングで合わせると、見事オトリ鮎に仕込んだハリが鮎の体につき刺さるというわけです。
 
 そして釣り上げた鮎を急いで取り込んで、今度はそれをオトリに使うのです。その繰り返しで釣っていくわけです。
残酷と言えば残酷ですが、他の生き物を殺して食わなければ生きていけないのは人間も動物も同じです。魚も他の小  魚やプランクトンを食べて生きているのです。せめては、身の一つも残さずに食べて上げることが、犠牲になった命への  供養というものでしょうか。
 
 この「友釣り」 魚をだまして釣るという意味では、西洋のルアーやフライフィッシングよりよくできているかも知れません。生きるための縄張りという習性を利用した釣りは、世界でも日本の鮎の「友釣り」だけです。 

 また、釣りではありませんが鮎漁には有名な「鵜飼」があります。鮎を捕まえるために、「鵜」という鳥を使うことで知られています。「鵜」の首に紐を巻いて軽くしめ鮎を飲み込めないようにしています。鵜はいちど飲み込んだ鮎を吐き出すと  いう習性をもっておりそれを利用しているわけです。しかし、人間に獲物を横取りされるわけだから鵜にとっては迷惑な  話でしょう。

 日本では、「古事記」や「日本書紀」に登場するほど歴史が古い漁方です。岐阜県の長良川や木曽川で今も行われ ています。現在では観光事業として「鵜飼」が行われていますが、長良川の鵜飼では今でも皇室に初物の鮎を献上し   ているのです。

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