タナゴ

世界の釣りと旅

タナゴの種類と歴史

日本の小さな魚、タナゴ

TOP>日本の小さな魚、タナゴ

タナゴ
   コイ目、コイ科、タナゴ亜科。
  日本、中国大陸、朝鮮半島などに広く分布しています。
  その種類も多く、国内だけでも16種います。
  

和名でマタナゴとも呼ばれていますが、地方によって呼び名も種類もさまざまです。イタセンパラやカネヒラもタナゴの仲間です。

 メダカよりも大きくフナよりも小さい、釣りの対象魚としては日本最小の名誉に  輝くかわいい小魚なのです。
 小さくともコイの仲間で、口ひげが生えている種類もあります。

 かっては日本各地の川、用水、湖沼に住んでいましたが、ご多分漏れず、水質汚濁や乱獲、河川の改修工事によって住む場所がうばわれています。





それに加えて最近では、ブラックバス、ブルーギルの餌になりその数はさらに減少しています。イタセンパラとミヤタナゴは天然記念物に指定されています。それほど数が減っているということです。
 
イチモンジタナゴなど他のタナゴたちも絶滅危惧種として扱われ、各地で保護活動が行われています。しかし、一度損なわれた自然は簡単には回復しません。 
 

昭和の時代ではどこにでもいる馴染みの深い魚でしたが、今や希少価値の高い魚になってしまいました。釣りの対象の魚ではありませんが、メダカもそんな魚になっています。

これらの魚は身近にいただけに、ふと気が付くといなくなっていた。そんな意外さと寂しさを感じてしまいます。人工的に作られたビオトープか人里離れたかなりの田舎に行かないと出会えない魚になってしまうかも知れませんね。

 タナゴの中の外来魚。
 古くから日本に生息しているタナゴですが、外来種が交じっています。オオタナゴやタイリクバラタナゴです。ハクレンなどと一緒に日本に入ってきたと言われています。日本の固有種と交雑して旺盛に繁殖しています。

 由緒正しい?歴史のあるタナゴ釣り
 タナゴ釣りは、江戸時代の大名や身分の高い人の遊びとしてたしなまれたという歴史があります。
 身分の高い方々なので、用いる道具もそれにふさわしくなくてはなりません。洗練された装飾が施された釣竿を使って、タナゴ釣りを楽しんでいたようです。

身近な自然の中で繊細な仕掛けを使っての釣りが、当時の大名や武家の女性たちに優雅な遊びとして受けたのでしょうか。

 知恵あふれるタナゴの産卵。
 自然界の動物たちが生き残って行くのは大変なことです。餌が充分でないことはしばしばですし、自分が餌にされる危険とはいつも隣り合わせです。
 

そもそも産卵直後から、他の生き物に食べられ卵の数が減って行くわけです。孵化した後も小さな幼魚には自分の身を守る術がほとんどありません。生き残るということはすごく大変なことなのです。
 

しかし、ここにこの大変な問題を知恵をもって乗り切る賢い魚がいます。そう、日本の小魚タナゴです。
 

なんとタナゴはその卵を、貝の中に生み付けてしまうのです。タナゴの産屋となるのは、カラスガイなどのイシガイ科の二枚貝で、貝の中で受精し孵化するのです。

孵化後も二枚貝の中にとどまり、そこで成長するというから驚きです。貝の中から出てくる頃には、1センチメートルほどにも成長しているのです。
 

産卵直後から幼魚期の最も危険な時期を、安全な「二枚貝保育園」で面倒を見てもらっているようなものですね。もっとも、この貝自体が他の魚に食われて、タナゴの幼魚も昇天する可能性もありますよね。

でも、水中の水草や石の陰に生み付けられるよりはずっと安全と言っていいのではないでしょうか。
 

ずいぶん賢いというか、神が与えた偉大なる知恵といいましょうか。小さな弱い生き物は、意外な方法で生存競争を生き残ってきたわけです。タナゴの賢さに拍手を送りたいですね。

 晩秋から冬にかけての風物詩であったタナゴ釣り。そのタナゴも今や天然記念物に指定されるほど、数が少なくなっています。水族館でしかお目にかかれないという日も遠くないかも。

かといって、環境破壊が止まる様子も見られません。自然を壊して生活が便利になっています。その便利さを享受しているのは私達です。自然を守るために快適な生活を手放そうとはなかなか思えないですよね。この矛盾が解決される日はくるのでしょうか。


日本にもいる
巨大魚 
利根川の大魚達 スコットランドのフライフィッシング アメリカの
楽園フロリダ
日本の小さな魚、タナゴ ニュージーランドのタウポ湖
キャンプでの
鍋料理
日本を代表する
川魚、鮎
キャンプ料理 中国の皇帝魚、
チョウザメ
アウトドア
クッキング
 
カナダの
キングサーモン
車中泊の
便利グッズ
 
オーストラリアの釣りと旅
車中泊で釣り旅行 実をいうと美味
―ナマズ
サーモンの故郷、アラスカ  ハワイで楽しむ
釣り
最も身近な魚
―鮒―
オランダのパイク
世界の釣りと旅 TOPページへ
プロフィール リンク集
Copyright (C)世界の釣りと旅  All Rights Reserved