世界の釣りと旅

鮒ー日本の魚

最も身近な魚ー鮒ー

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釣りの世界には、
「釣りはから始まり、に終わる」という言葉があります。
 
同じようにフランス料理の世界では、
「フランス料理はオムレツに始まり、オムレツに終わる」というフランス料理の料理人の修行について言われる言葉があります。

さて、これらの言葉の意味することはどういうことでしょうか。
「オムレツという身近でポピュラーな料理の中にこそ、世界三大料理のひとつであるフランス料理の秘訣がすべて隠されている」
 と、考えたくなりませんか?最も身近なところに物事の真理があるのだと。
ところが、以前にあるテレビ番組でフランスの某有名レストランの料理人たちを取材していたのです。仕事が暇な時間帯なのでしょうか、見習いの若い料理人たちが厨房を使って、料理の訓練をしていました。作っていた料理は「オムレツ」です。




 テレビのリポーターは、「どうしてオムレツを何個も作って練習するのですか?やはりオムレツはフランス料理の基本中の基本なんですか?」と、聞いていました。

 すると、見習いの若い料理人たちや彼らに教えている先輩の料理人たちは、「卵が一番安いからさ。何個失敗しても平気だろ」と、当たり前じゃないかといった感じで答えていました。人間は物事を難しく考え過ぎるのかも知れませんね。

 釣りの世界の言葉も同じです。 「釣りは鮒から始まり、鮒に終わる」

 最も身近な鮒釣りにこそ、釣りのすべてが詰まっている。なんて思ってはいけません。ただ単に、どこにでもいて子供にも簡単に釣れて、年を取ってからでも近所で楽しめる手軽な釣りという意味なのでしょう。

 そうです。鮒こそは多くの日本の釣り人が最初に釣り上げる獲物なのです。いちばん安い竹竿といちばん安い仕掛けで、その辺で掘ってきたミミズをつければすぐ釣れる。これこそが鮒であります。釣りを趣味としない人でも、子供のころ鮒を釣った経験があるでしょう。

  鮒(フナ)
 コイ目・コイ科・コイ亜科・フナ属。
 ユーラシア大陸に広く分布します。日本だけでなく、海外でもおなじみの魚なのです。日本では古くから食用として漁の対象となっていました。子供のころは小さな子鮒を釣っていた思い出がありますが、成長すると結構大きくなるようです。体長は10〜30センチメートルほど。種類によっては、40センチを超えるものもいます。雑食性で虫やら貝やら水草などなんでも食べます。鮒の種類の中でも、ゲンゴロウ鮒やへら鮒などは植物プランクトンを食べます。
 
実を言うと鮒は、何種類もいます。
 子供のころ釣っていた鮒は小さかったという記憶があります。大きなものでも20センチくらいでした。これは「ギンブナ」という種類で、日本中にたくさんいる鮒です。ギンがいるならキンもという訳ではないのですが、実際に「キンブナ」という種類もいます。関東以北にいる鮒で、体色が黄褐色か赤褐色です。ギンブナは銀白色なので違いはすぐにわかります。キンブナも20センチほどの小型の魚です。
 大きいものでは、40センチほどに成長する「オオキンブナ」、「ゲンゴロウブナ」などがいます。ヨーロッパにいる「ヨーロッパブナ」は体長60センチ、重さ3キログラムにも成長するそうです。なかなか釣り応えがありそうですね。

鮒の食べ方。
 川魚は海の魚ほどには食されていません。多分、海の方が種類の多さでも、味の良さでも川魚に勝るからでしょうね。しかし、昔は少し海から離れた地域では簡単には海産物が手に入らなかったわけですから、川魚は貴重なタンパク源だったはずです。

 実際、甘露煮や塩焼きにして食べられていましたし、刺し身や洗いなどの生食もされていました。鮒釣りの中に「寒ブナ釣り」といって冬に鮒釣りを楽しむ人たちがいますが、冬場にとれる新鮮な魚などはきっとおいしく食されていたのではないかと想像してしまいます。うまそー(^▽^)。

人工交配によって生まれた?新種の「ヘラブナ」
 「ヘラブナ釣り」という釣りの世界で1ジャンルを築いている鮒がいます。ヘラブナは琵琶湖原産のゲンゴロウブナとギンブナを人工的に交配させてできた新種の鮒と言われています。あるいは、ゲンゴロウブナが突然変異したのだとも言われていますが、本当のところはどうなのでしょうか。(〜〜;)
 体長は40センチほどになり、釣り魚として人気です。植物性のプランクトンを食べているので釣り餌としては小麦粉やマッシュポテトにヘラブナの好きな匂いなどを混ぜ合わせた練り餌というものを使います。つまり、ミミズを釣り鉤に刺さなくていいわけです。ですから女性にも楽しめる釣りなのです。家の近所にヘラブナ用の釣り堀があったら一度挑戦してみてはどうでしょうか。以外と楽しいかも。(^▽^)

さて、日本人にとって一番なじみの深い魚のはずの鮒ですが、近年この魚も数を減らしています。水質汚濁や河川の環境の変化が原因です。そういえば、私の家の周りから田圃が姿を消してから随分になりますね。かっての用水路はコンクリートのフタで閉じられその下に水が流れているとは判らないくらいに整備されています。本当に小さな小川さえ、岸をコンクリートで護岸されてしまいました。鮒を見つけるのにさえ、遠くの田舎まで出かけて行かなくてはならなくなりましたね。ちょっとさみしいですよね。

日本にもいる
巨大魚 
利根川の大魚達 スコットランドのフライフィッシング アメリカの
楽園フロリダ
日本の小さな魚、タナゴ ニュージーランドのタウポ湖
キャンプでの
鍋料理
日本を代表する
川魚、鮎
キャンプ料理 中国の皇帝魚、
チョウザメ
アウトドア
クッキング
 
カナダの
キングサーモン
車中泊の
便利グッズ
 
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